柚子を湯舟に浮かせる柚子湯は全国的な風習となっています。ミカン科の常緑樹で初夏に白い花が咲き、冬に黄色の実がなる柚子は、寒夜、湯舟にこもるさわやかな香りに心が静まり、体の芯まで温まって風邪をひかないとか、中風、ひび、あかぎれ、霜やけを防ぐとも言い伝えられ、無病見災の効があると信じられてきました。柚子の香気は新しい季節を迎えるための身の穢れ、邪気を祓うみそぎともいわれます。